今回は福島県(会津・大内宿)をご紹介します。
会津さざえ堂@福島県会津若松市
まずは「会津のさざえ堂」。名前の通りさざえのような螺旋構造のお堂です。1796年福島県会津若松の飯盛山に建てられた六角三層の御堂です。正式名称は「円通三匝堂」(えんつうさんそうどう)といい、僧郁堂(いくどう)という住職によって考案された建物です。こちらの御堂は中にも入ることができるので、実際に中に入って構造を確認出来ますよ。
上りと下りで通る道が違うのでなんとも不思議でした。階段では無くスロープのような通り道になっていて、上りで1回転半、下りで2回転半の計3回転半の螺旋構造になっています。中から外の景色も見えて適度に明るくて良かったです。
階段の下から見るとこのような感じになっています。紅葉の時期に訪れるとまた見応えがありそうです。階段下には庭園が広がっていて歩いているだけで気持ちが良かったです。階段降りてすぐのところに何やら池のような洞窟のようなものがあるんですが、それは猪苗代湖から水を引くために掘った穴ということが分かりました。訪れた際には是非見てみてください。
白虎隊ゆかりの地@飯盛山(サザエ堂の横)
サザエ堂の隣に飯盛山というところがあります。戊辰戦争(会津戦争)の際に編成された当時10代の白虎隊を弔っている場所になります。飯盛山の山頂からは会津若松の町が見渡せるようになっています。白虎隊のお墓のすぐ近くに墓守さんが営むお土産屋「飯盛分店」があるんですが、そこで御朱印をいただくことができます。
ただ、こちらではその場でご御朱印を書くのを取りやめていて、現在は書き置きの御朱印を販売するスタイルとなっております。これには色々と訳があるようです。詳しいことは下記の記事を見ていただければ分かります。どこに行ってもマナーは大切ですね。
書き置きの長月(9月)バージョンの御朱印をいただきました。紫色の台紙に銀で白虎隊の文字、そして虎が入っていてかっこいいですね!シワにならないように大切に持って帰りました。
ちなみに飯盛山の入口あたりのお土産やさんは、ゴリゴリお土産を進めてくるので私は苦手でした。本当に欲しいものがあってもゴリ押しされると別のところで買おうかなと思ってしまいますね・・・。
大内宿@南会津
続いて、南会津にある宿場町の大内宿(おおうちじゅく)へ。大内宿は江戸時代の町並みが残る宿場町で会津と日光を結ぶ街道の道中にあります。昔は江戸へ向かう人たちの宿場町として重要な役割を果たしていたそうです。大内宿に着いたとたん、タイムスリップしたかのような光景が広がります。本当に昔の日本に来たみたいなのです。30軒ほど茅葺集落が並んでおり、小高い山の上から見渡すことができます。
茅葺家屋は、お蕎麦屋さん・旅館・カフェ・お土産屋さん・お漬物屋さんなど様々な形態のお店になっています。山中の宿場町なのでお蕎麦や、とち餅、山菜、漬物などがメインで売られてました。「本家叶屋」さんで「わさびなめ茸」「コンニャクゴボウ」「下郷高菜とキクラゲのしぐれ」を試食し美味しかったのでつい購入してしまいました。(叶屋さんでは味見した上で購入できます)
縁側に商品を並べ、お店の方がちょこんと座っているスタイルがお土産屋さんが多かったです。とちの実を使ったとち餅が有名だそうで、複数のお店で販売されていました。そして大内宿と言えば、高遠そば(たかとおそば)が有名ということで、いただいてきました。
高遠そばを食べに「三澤屋」さんへ。有名店なのか昼の13時14時すぎでも行列になっていて待ち札をもらってようやく入店できました。
調べたところ、「高遠そば」の発祥地は長野県伊那市高遠町だそうです。大内宿の高遠そばは大根おろし蕎麦にガチの長ネギが付いてきます。ガチの長ネギを使って実際にそばを食べてみましたが、食べるのが難しい!!!スルスルと麺が落ちてしまうので食べるのにこつがいりますね。時々長ネギをかじったりして食べましたが、流石に丸々一本の長ネギを食べるのは辛かったので途中で諦めました。お通しででた大根の煮物も美味ですので、訪れた際はご賞味くださいませ。
※余談 待札を持ってお店の外のベンチで待ってた時に、大内宿に住んでる女性とお話をしました。昔は、気候的にお米を作るのが難しかったので、とちの実や蕎麦を育てて食料としていたんだそうです。
集落の中を歩いていて見つけたこちら。大内宿の郵便ポストです。江戸時代風になっていて書状集箱と書かれてました。現代の赤い郵便ポストと同じように使用して大丈夫だそうです。
大内宿の茅葺集落の近くには現代的な家屋もあって現代と江戸が融合している感じがして不思議でした。
おまけ バイカーも集まる福島の洒落た休憩スポット 「HERO’S CAFE」
最後におまけ福島情報
猪苗代町にHERO’S CAFE というカフェがあります。カフェにガレージが併設しており、駐車場には、車やバイクが停められます。ちょうどお伺いした時に、バイカーのオジサン二人組が休憩していました。店内から愛車も眺めながら一息つけますね。
一息つきたいとき、洒落たカフェでゆっくりしたいとき、などなど、ぜひ立ち寄ってみてください。